合格体験記より不合格体験記を読め!
こんにちは。
受験生の皆さんは合格体験記を読んだことがありますか??
先輩が合格するまでの道のりや、その先輩のお勧めの勉強方法が載っているもので、多くは学校の進路に関する手引書だったり、予備校や塾に冊子として、あるいはドドンと掲示されていたりもします。
まだ受験を経験したことがなく、不安な現役生にとっては、それは合格に向けた計画を立てる上で参考にしたり、モチベーションを上げたりと、色々と受験勉強の過程の中で助けになるものであるかもしれません。
私自身も、受験生の時は何をどう勉強すればよいかわからなかったため、勉強の合間にちらちら見ていました。
しかし、この記事で私が伝えたいことは、
合格した人の声を聞いても、多くの場合は何も学べない
ということ。
それよりも、
不合格した人から失敗を学ぶことが重要
です。
1.成功の原因は沢山あり、少数に絞れない。
合格体験記を見ていると、合格した方々の勉強法が山の様に書かれています。そこには沢山のノウハウが詰まっています。しかし、自分自身が合格する術を得たいのであれば、全ての内容を吸収することは辞めましょう。
なぜなら、
合格の要因は人それぞれであり、自分がそれを真似しようとすると、どのやり方が良いのか分からなくなってしまうから
です。
だとすれば、一人の合格体験記を徹底的に真似するというやり方もあります。
しかし、その人の勉強法が自分に合っているかどうかは分かりません。
例えば、あなたは今まで塾での自習を7時で切り上げ、夕食を毎日同じ時間に食べるなど、規則正しい受験生活を送ってきたとします。そして偏差値を着実に上げているとします。
しかし、そこで自分の目指す志望校に合格した人が、"毎日10時まで塾で勉強していました!"と言っていたらどうでしょうか?
あなたは、危機感を感じるかもしれません。
そして、毎日10時までの塾の勉強に変えてしまうかもしれません。
そして、それが原因で今までの生活習慣が崩れ、勉強が捗らなくなり、偏差値が停滞もしくは降下し、不合格になってしまう。
あり得る話です。
人間、焦ると正しい判断が出来ない状況に置かれます。
ここが、合格体験記を読むときに注意すべき所です。自分のやり方を持っていてそれで良い偏差値が取れているのであれば、あえて自分のやり方を変える必要はありません。
そこで、合格体験記を読むときは、
その人が「何をして合格したか」に注目するのではなく、「この人はこれだけ頑張って合格した」ということに注目して、「勉強のモチベーションUP」の為に用いると良いと思います。
2.失敗の原因を取り除くことが重要
これまで、成功の原因は人によって違うため、少数に絞れないということを言ってきました。
では、どうすれば成功に近づけるのでしょうか?それも少数には絞れず、絞ろうとすればキリがありません。
しかし、別の観点から考えてみると、
失敗の原因を取り除けば、それは成功に繋がります。
本当に重要なのは、成功しようと思うだけではダメで、そのために失敗を避けようとすることが重要だと考えます。
成功の仕方は人それぞれな一方、失敗の仕方は何種類かありますが、ほぼ共通しています。多くの不合格体験記を見て分かったこととしては、
焦り、慢心、思い込み、迷い、基礎不足、過去問対策不足…
これらが主な原因です。
そして、もしあなたが今、これらの状況に陥っているとしたら、少しでもこれらを改善をすることが大事です。
私自身、受験期は"E判定でも大逆転した例があるから大丈夫だろう"という受験に対する甘い思い込みと、どの勉強法が最も効率が良いかと考え、迷い続けることがありました。
1日中迷い続けて勉強が全く出来なかった日もあります。
論外ですね。
結局、私は第一、二、三志望校に落ちてしまいました。
受験期を振り返った今、このような"失敗の原因"を駆除していくべきだったと、後悔の嵐です。
3.おわりに
というわけで、結論としては…
成功者より失敗者から学べ!
受験に失敗してしまった方々の体験記をまとめたサイトがあります。そこのリンクを載せましたので、ご覧下さい。
北予備校 不合格体験記
http://kitayobi.com/kitayobi/failure/
大学受験失敗.com
https://大学受験失敗.com/
それでは。