早稲田の理工を途中棄権→翌日の明治の過去問を初めて解く→合格
こんにちは。
これから記事にするのは、私の後悔でもあり、後から思うと九死に一生を得たものでもあります。
→数学だけ受験し、昼に途中棄権
→池袋のサイゼリヤで明治の過去問を解く
→翌日受験→合格
人生で一番病んだ日
元々、私が学部選びができていませんでした。機械工学科か数理科学科でずっと自分の意思は揺れ動いていました。
前は自動車に代わる新たなインフラを開発したいと、機械工学科1本でしたが、"機械工学科は勉強が凄く辛く、楽しい大学4年間をそれに奪われる"、"受験勉強で物理の伸びが人の10倍位遅いのにこれ以上物理をやるのは自分を死に追いやる"というネガティブな想像で、受験前日に早稲田の理工を欠席することを決めました。
しかし、翌日、脳裏には「受験棄権したら可能性は0」、「出来なくても最後まで続けろ」という、何処かの誰かが口にした考えが浮かんできて、葛藤しました。第一志望ではありませんが、勿論この日のために5年分過去問を解いて対策をしてきました。
その状態のまま電車に乗り込みました。
その時、自分の頭は過去問のことと受験するかどうかの迷いとが重なり、病んで半ば意識がない状態でした。そして迷いながらも、受験をする事に。
だが、受験会場に入ってもなお、自分の頭の中には、
"何でこんな所受けちゃったんだろう…"
というネガティブな考え。
力を出せないまま数学を受験。2問完答。
明日の明治大学総合数理学部は自分の行きたい学部でした。
しかし、早稲田の理工の対策に力を注いでいた私はその総合数理学部の過去問に手をつけられていませんでした。
機械工は大変で大学生活を台無しにするという思い込み。
これまで機械工しか受かっていないから明日の総合数理学部に落ちたらどうしようという不安。
溜まりかねた私は次の理科の試験直前に試験会場を出て棄権しました。
周りの人から見ると、
「この人何処行くのwww」
「マジカスじゃんwww」
と思われているかも。
そして暫しの間東京を巡り休息。行き着いた場所が池袋のサイゼリアでした。
そこで総合数理学部の過去問を解き、コツを掴めた感じがしました。
そして翌日受験。合格でした。結果、私はそこに進学しました。
教訓
病んだり焦ったりすると正しい判断ができないこと、迷っていても何も解決しないことを思い知らされました。
私自身は学部で迷っていましたが、それは将来本当にやりたい事がなかったからです。
その場合は、学部は勘で決めて良いと思います。実際、進学してから自分のやりたい事が沢山見つかり、それができる時間が与えられているので機械工を選んでいなくて正解だったと思っています。今もツイッター上で理工は課題がキツいと良く耳に入ります。自分にとっては恐ろしいものです。多分続けられていないと思います。
そう思うと、あの日の棄権は良く思えば正しかったと思います。しかし悪く思ってしまえば、可能性を0にしたという後悔も残ります。
しかし、私はその時のことを良かったと思い続けています。それが自信になり、教訓になる。過去の出来事にどういった意味づけを施すかで印象はガラリと変える事ができます。
入りたい学部が決まっていないのであれば続けられそうで楽しい方を選ぶべきです。
後で気づきましたが、大学は人生を決めるということは真っ赤な嘘です。良く言われていることではありますが。
大事なのは入ってからどう過ごすか。そうでなければ、機械工に入った方は全員機械の仕事についてお金が稼げていなければ話が合いません。
自分の専攻というのは勿論ですが、それ以外に 自分が世の中で生きていくための様々なスキルアップを自分自身でする自由が与えられる場所が大学という教育機関だと思います。
学部に自分の人生を託さない。自分の人生は自分で決める。
それでは。