受験勉強の定義とは? いつから始めれば良い?
こんにちは。
受験期のとき、よく「受験勉強を高2の○月までに始めたら第一志望校合格率が○○%」というデータを高校や塾で見せられたりしていました。
早めに受験勉強をすれば有利、という考えが世の中に定着しているようです。
しかし、何をしたら受験勉強になるのか。そこについて考えた事はないでしょうか?
今回はその「受験勉強の定義」について記事を書こうと思います。
目次
1.定義は人によって違う
私はずっとこんな悩みを持っていました。
「受験勉強って何?」
「何をすれば受験勉強を始めた事になるの?」
この疑問に答えてくれる人はいませんでした。
ならば、と思い自分でその定義を考えましたが、学校以外の参考書をやる事か、過去問に手をつける事か、どんなに考えても堂々巡りで、結論が出せませんでした。
元々物事を白黒はっきりさせたいタイプだったので、納得のいく結論が出せない状況にずっと考え続けてしまいました。
頭の中は毎日受験勉強の定義についてで一杯。
高2の11月から高3の夏くらいまで続きました。
論外ですね。
当然勉強は捗りません。偏差値も下がって行く一方でした。迷ってても仕方がないのに。
このことに怒りを感じた自分は、受験期中にその事を徹底的に調べてみました。
定義に関して、結論はありません。人によって違います。これが結論です。
本当、この状況で「受験勉強をしろ」と言われても自分にとってはある意味無茶振りです。
ならば、受験勉強をどう捉えれば良いのか。どうすれば白黒はっきりさせたいタイプの人でも受験勉強という言葉に惑う事がなくなるのか。こういった疑問についてこの後自分の考えを書きたいと思います。
2.世の中は曖昧、自分で結論を決める
定義に関する意見は、主に下のようなものが挙げられます。
- 学校の定期テスト以外の為の勉強をすること
- 学校の定期テストと模試以外の為の勉強をすること
- 学校で配られない参考書をやること
- 過去問研究をして志望校合格の為に自分に必要な勉強をすること
- 全ての勉強が受験勉強といえる
こういった意見が挙がりますが、他にも沢山あると思います。
ここで挙げた以外の他の意見も全部含めて、自分の受験勉強の定義というものを一つ決めた方が良いと思います。
ただ、定期テスト、模試の為の勉強と言われてもイマイチピンとこないと思うので、私が思う定期テスト、模試の為の勉強を書きたいと思います。
定期テストの為の勉強
…学校から指定された教科書、参考書の範囲内を勉強する
模試の為の勉強
…模試の開催元から指定された範囲内で、基礎から発展の幅広い難易度まで自分の苦手を埋める形で勉強する
こういうことかな、と思っています。
私が思うには、
4.過去問研究をして志望校合格の為に自分に必要な勉強をすること
を自分の受験勉強の定義として決めた方が良いと思っています。
ただ、過去問にもやり方があります。詳しくは私が書いた下の別記事を参考して下さい。
となると、受験勉強の開始時期が一般に学校や予備校で言われている時期よりもかなり遅くなってしまい不安に思えるかもしれません。
しかし、その学校や予備校の先生や「受験勉強を始めたのはいつですか」というアンケートの対象となった人達の中でも、全員が受験勉強に対して同じ定義を持っているとは思えません。(定義が指示されているアンケートなら別ですが、そういったアンケートを自分は見た事がありません)人によって違い、曖昧です。
受験勉強の定義について迷っていない人の中でも、無意識のうちに自分の中で「受験勉強のライン」を決めてる人が多いと思います。
世の中には色々な情報が出回っていて正解はありません。受験勉強の定義はその例で、人によって違います。
一応参考までに、下に受験勉強をいつ始めたか、というアンケートを行ったサイトのリンクを載せておきます。
これらのデータにも、「受験勉強の定義」というものは指定されていません。恐らく人によって違います。
このようなデータは、気にしなくて良いと思います。問題は目の前の自分の実力です。
受験勉強の定義についてはあまり深入りせず、曖昧だということを知り、自分の中で定義を決めること。そして、それに関するデータはあまり気にせず、自分の今の実力を高める事に意識を向ける。
これが、白黒はっきりさせたい人へのアドバイスです。
3.まとめ
自分の失敗談でもありますが、
データを気にしすぎない事
世の中の物事に結論はない事
それよりも、今ここに集中すること
これらを意識する事が大事だと思います。
迷っていても一歩も前にすすみません。
もし白黒はっきりさせたくて悩んでいる人は、受験では一旦そのような考え方は捨てるべきです。
正しい答えを書かなければならない受験だからこそそんな気持ちになってしまうのかもしれません(自分もそうでした)が、ここは割り切って「世の中に正解はない」と思いましょう。
それでは。